macでスクロールしながらスクリーンショットを撮る方法

この記事では、macOSで画面をスクロールしながらスクリーンショットを撮る方法を解説します。この技術は、長いウェブページやドキュメントの全体像をキャプチャーしたい場合に非常に便利です。また、AIを活用してスクリーンショットから情報を抽出する方法もご紹介します。

macOSでスクロールしながらスクリーンショットを撮る方法

macOS Mojave以降、画面をスクロールしながらスクリーンショットを撮る機能が標準で提供されています。以下は、この機能を利用する手順です。

1. ショートカットの設定

   • システム設定を開き、キーボードをクリックします。
   • 「ショートカット」タブを選択し、左側のメニューから「画面」をクリックします。
   • 「画面の領域をキャプチャ」のショートカットを設定します（デフォルトはShift + Command + 4）。このショートカットを押すと、十字線が表示され、画面の領域を選択できます。
   • 「画面をキャプチャ」のショートカットも設定しておくと便利です（デフォルトはShift + Command + 3）。このショートカットを押すと、現在の画面全体がキャプチャーされます。

2. スクリーンショットの撮影

   • ショートカットを押して、十字線を表示させます。
   • 十字線をドラッグして、キャプチャーしたい領域を選択します。
   • Spaceバーを押すと、十字線が画面全体をキャプチャーする矢印に変化します。この矢印をドラッグして、スクロールしながらキャプチャーしたい領域を選択します。
   • Enterキーを押すと、選択した領域がスクリーンショットとして保存されます。

AIを活用したスクリーンショットからの情報抽出

撮ったスクリーンショットから、AIを活用して情報を抽出することもできます。例えば、画像認識AIを使って、スクリーンショットからテキストを抽出することができます。

1. AIモデルの選択

   • 画像からテキストを抽出するには、光学字認識（OCR）AIモデルを使います。代表的なOCR AIモデルとしては、Google Cloud Vision APIの「テキストデテクション」やMicrosoft Azure Form Recognizerの「印刷テキスト」などがあります。

2. APIの利用

   • 選んだAIモデルのAPIを利用して、スクリーンショットからテキストを抽出します。以下は、Google Cloud Vision APIを使った場合の手順です。
     • Google Cloud Consoleで、Vision APIのプロジェクトを作成し、APIキーを取得します。
     • 以下のリクエストを送信して、テキストデテクションを実行します。

POST https://vision.googleapis.com/v1/images:annotate?key=YOUR_API_KEY
Content-Type: application/json

{
  "requests": [
    {
      "image": {
        "source": {
          "imageUri"

: "https://example.com/your_screenshot.png" } }, "features": [ { "type": "TEXT_DETECTION" } ] } ] }

3. **抽出したテキストの利用**
   - 抽出したテキストを、データ分析や情報整理などに活用します。例えば、スクリーンショットから抽出したテキストを、検索エンジンに入力して関連情報を探すこともできます。

## 法的・倫理的な注意点と安全な運用方法

- **著作権の問題**: 他人のウェブページやドキュメントからスクリーンショットを撮る場合、著作権の問題に注意する必要があります。スクリーンショットを公共の場で使用する場合は、著作権者の許可を得るか、公共ドメインやクレジットを明記するなどの対策を講じてください。
- **プライバシーの問題**: スクリーンショットに個人情報が含まれている場合、プライバシーの問題に注意する必要があります。個人情報をスクリーンショットに含めないように注意し、もし含まれていた場合は、適切な処理をしてください。
- **AIの使用**: AIを利用する場合は、プライバシーやセキュリティに関する注意点を考慮する必要があります。スクリーンショットからのテキスト抽出は、サーバー上で行われるため、ネットワークを介してデータが送信されることになります。データの送信先や、送信データの内容を確認し、信頼できるサービスを選択してください。

## FAQ

**Q1: macOS Mojave以降でない場合は、どうすればいいですか？**
A1: macOS Mojave以降でない場合は、スクリーンショットを撮った後、画像編集ソフトで手動で画像を合成する必要があります。代表的な画像編集ソフトとしては、GIMPやPaint.NETなどがあります。

**Q2: スクロールしながらスクリーンショットを撮る以外に、長いウェブページをキャプチャーする方法はありますか？**
A2: Yes! Chrome拡張機能の「Full Page Screen Capture」を使うと、ウェブページ全体を一枚の画像としてキャプチャーできます。この拡張機能をインストールすると、Chromeのメニューから「ページ全体をキャプチャ」を選択することで、ウェブページ全体をキャプチャーできます。

**Q3: スクリーンショットからテキストを抽出する際に、日本語が正しく認識されない場合はどうすればいいですか？**
A3: OCR AIモデルの精度は、言語やフォントによって異なります。日本語が正しく認識されない場合は、以下の対策を試してください。
  - OCR AIモデルを日本語に特化したものを選択する。
  - スクリーンショットの解像度を上げる。
  - テキストが鮮明で、背景から区別しやすいようにする。
  - テキストの抽出結果を確認し、誤認識があった場合は、手動で修正する。

macでスクロールしながらスクリーンショットを撮る方法を解説した記事をお読みいただき、ありがとうございました。この技術を実務で活用して、効率的な作業を実現してください。

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*本記事はAI技術の安全な活用を推奨します。関連法規を遵守のうえご利用ください。*