ExcelマクロからSharePointにアクセスする方法

この記事では、Excelマクロを利用してSharePointとのデータ連携を行う方法を解説します。この技術を活用することで、データの自動取り込みや更新など、効率的なワークフローを実現できます。

AIを活用した調査・分析・制作ワークフロー

以下は、AIを活用した調査・分析・制作ワークフローの手順です。

1. SharePointからデータを取得する

   • SharePoint REST APIを利用して、データを取得します。以下は、プロンプト例です。

     https://< SharePointサイト >/_api/web/lists/getbytitle('< リスト名 >')/items
     

   • アクセスするための SharePoint クライアント ID とクライアント シークレットを取得し、Excelマクロ内で定義します。

2. 取得したデータをExcelに書き込む

   • VBAを利用して、取得したデータをExcelに書き込みます。以下は、書き込み例です。

     Range("A1").Resize(rowCount, columnCount).Value = data
     

   • data には、取得したデータを格納した変数を指定します。

3. データの加工・分析を行う

   • AIを活用して、取得したデータを加工・分析します。例えば、テキストの自動要約や、数値データの予測分析などができます。
   • 以下は、テキストの自動要約を行うためのプロンプト例です。

     与えられたテキストを要約してください。
     テキスト: < 取得したテキスト >
     要約の長さ: < 要約したい長さ >
     

4. 加工・分析結果をExcelに書き込む

   • 加工・分析結果を、Excelに書き込みます。以下は、書き込み例です。

     Range("A1").Value = summary
     

   • summary には、要約結果を格納した変数を指定します。

5. データをSharePointにアップロードする

   • Excelマクロ内で、SharePointにデータをアップロードします。以下は、アップロード例です。

     Dim filePath As String
     filePath = "< Excelファイルのパス >"
     Dim fileName As String
     fileName = "< Excelファイルの名前 >"
     Dim folderPath As String
     folderPath = "< SharePointのフォルダパス >"
     Dim client As New SharePoint.Client.ClientContext("< SharePointサイト >")
     Dim upload As New SharePoint.Client.FileCreationInformation
     upload.Content = System.IO.File.ReadAllBytes(filePath)
     upload.Url = folderPath & "/" & fileName
     Dim newFile As SharePoint.Client.File = client.Web.GetFileByServerRelativeUrl(folderPath & "/" & fileNa

me).OpenBinaryStream().Value client.Web.GetFolderByServerRelativeUrl(folderPath).Files.Add(upload) client.ExecuteQuery() ```

プロンプト例と設定の調整ポイント

• SharePoint REST APIのプロンプト

  • < SharePointサイト > には、対象の SharePoint サイトの URL を指定します。
  • < リスト名 > には、対象の SharePoint リストの名前を指定します。
  • クエリ文字列に、フィルタリングやソートなどの条件を追加することもできます。

• AIモデルの選択

  • テキストの要約や予測分析など、AIを活用する際には、適切なモデルを選択する必要があります。例えば、テキストの要約には、BERT や RoBERTa などの Transformer モデルが適切です。

• Excelマクロの設定

  • 取得したデータを書き込む際のセルの範囲や、加工・分析結果を書き込む際のセルの位置など、Excelマクロ内の設定を調整する必要があります。

法的・倫理的な注意点と安全な運用方法

• データの取り扱いに関する法令

  • SharePoint から取得するデータに、個人情報や機密情報が含まれる場合は、データの取り扱いに関する法令を遵守する必要があります。例えば、個人情報の保護に関する法律（個人情報保護法）や、機密保護法などが該当します。

• データの安全性

  • SharePoint からデータを取得する際には、アクセスするためのクライアント ID とクライアント シークレットを安全に管理する必要があります。また、取得したデータを安全に保管し、不正なアクセスから守るための対策を講じる必要があります。

• AIの倫理的な利用

  • AIを活用する際には、データの偏りやバイアスなど、倫理的な問題に注意する必要があります。また、AIの利用によって、不正な影響が生じないようにするための対策を講じる必要があります。

FAQ

Q1: SharePoint REST APIの認証方法は？

A1: SharePoint REST API には、クライアント ID とクライアント シークレットを利用した認証方法があります。クライアント ID とクライアント シークレットは、Azure portal などから取得することができます。

Q2: AIを活用したデータの加工・分析には、どのようなツールやサービスを利用すればよいですか？

A2: AIを活用したデータの加工・分析には、Microsoft Azure の AI サービスや、Google Cloud AI Platform、Amazon SageMaker などのクラウドベースの AI サービスを利用することができます。また、Python や R などのプログラミング言語を利用して、ローカルで AI モデルを学習・実行することもできます。

Q3: Excelマクロを利用して、データを SharePoint にアップロードする際の注意点は？

A3: Excelマクロを利用して、データを SharePoint にアップロードする際には、アップロード先の SharePoint フォルダに、アップロードするファイル名と同じファイルが存在しないことを確認する必要があります。また、アップロードするファイルのサイズやファイル形式に関する制限も、事前に確認しておく必要があります。

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本記事はAI技術の安全な活用を推奨します。関連法規を遵守のうえご利用ください。